ウエタックスの原点は、私が海外駐在において水中音響技術に出会い1970年代アメリカでスキューバーダイビングに出会い”水中で会話できればもっと楽しい”と思い会社設立,通話装置の開発に着手し水中音響通信技術に魅せられ「Underwater Electronics Technology Acoustic」UETAXと命名しました。1986年会社設立の時、この言葉をそのまま英語に直訳したのが始まりです。
自然環境と電子工学の融合を目指し、海洋科学、養殖、アーティスティックスイミング、防水マイク、スピーカーと音響に於ける防水製品を提供し、あらゆる分野に利用されようとしています。
今日の技術に於いては,専門分野の細分化は著しく高度の技術によって社会に貢献していくためには、人類は現代技術が生活にどの様に影響しているか、もう一度目を向け、将来何を求めるべきかを、想像力と洞察力をもって社会を見つめ貢献する必要があります。
当社は既存の技術を生かし、新たなメカトロニクスの発見と、更に社内技術の蓄積と体力強化に努め、皆様のご信頼に添うべく努力し、業界唯一の水中音響技術と品質を提供する会社でありたいと思っています。
社 名 | ウエタックス株式会社 UETAX Corporation |
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設 立 | 1986年5月 |
創 業 | 1980年9月 |
資本金 | 2400万円 |
代表者 | 代表取締役社長 植木正孝 |
社員数 | 30名 |
事業内容 |
1.製造・販売 ・水中音響機器 ・ダイビング機材 ・一般電気器具 ・電子部品および関連製品 2.設計開発・製造 ・省力機器 3.精密加工全般 上記に付帯する一切の事業 |
国内事業所 |
本社・事業部(新潟県上越市岩木83-8) 工場 (新潟県上越市岩木331-13) |
取引銀行 | 新潟県信用組合、第四北越銀行 |
1983年(昭和58年) | カセットデユプリケーター 開発販売 |
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1984年(昭和59年) | カセットデマグネタイザー 特許取得 FDDダビング機器 開発 |
1988年(昭和63年) | FDD月産10万台生産 |
1992年(平成4年) | 非接触電送装置 特許取得 |
1994年(平成6年) | 新潟県知事技術賞を受賞 |
1997年(平成9年) | 増資(資本金2400万円) |
1998年(平成10年) | 坂本龍一氏アルバム「BTTB」 参加 |
2000年(平成12年) | 台湾・中国 固昌通股侑限公司と業務提携 ダイバーガード AQ-50S 警察庁正式採用/沖縄サミット |
2001年(平成13年) | 中小企業長官優秀賞受賞 (あさひ中小企業振興財団) 油濾過装置 油トリアール開発販売 |
2003年(平成15年) | 映画・ドラマ ウォーターボーイズに協力 上越市・環境大賞受賞 |
2004年(平成16年) | 映画・ドラマ 海猿に協力 |
2006年(平成18年) | FINA シンクロワールドカップ 協力 |
2007年(平成19年) | 松任谷由実「シャングリラ3」協力 |
2008年(平成20年) | G8労働大臣会合が新潟市で開催しダイバーガード展示 |
2009年(平成21年) | 第6回アジアエージグループ選手権大会出場 |
2010年(平成22年) | 救助用・画像探査装置(サーチライフ)開発・販売 仙谷由人・国家戦略大臣(当時)がご来社 |
2012年(平成24年) |
防水マイク 特許取得 ダイバーガード AQ-50S(企) 東日本大震災 新潟新商品調達制度 第1回認定 |
2013年(平成25年) | メイド・イン上越認定 |
2016年(平成28年) | 日本民間放送連盟賞 技術部門「最優秀賞」受賞 |
2017年(平成29年) | 新潟県知事賞 技術賞受賞 |
MPTE AWARDS 2018 技術開発省/一般社団法人日本映画テレビ技術協会 |
1986年の創業時、ウエタックスが最初に設計したのは、アーティスティックスイミングに使用する機器の開発でした。
当時オリンピックで折しも水中スピーカーが必要な時代が到来。その後、海洋科学に関する可能性を見いだし水中通信や超音波技術、回路設計など、様々な技術の開発とノウハウができ始めました。
現在も水中、海洋に関する漁業関連や、養殖技術と、他の追随を許さないシェアを誇っています。
その後、スキューバーダイビングへも対象範囲を広げ、特に米国やオーストラリアとの連携で水中会話装置を完成させました。
当初、20m程度だった製品も材料開発を含め、100m以上まで性能を引き上げることに成功しました。
これは画期的な技術による製品開発でした。
音響振動方法の概念を破り、高速振動と特殊振動板により、水中音波振動を創り出すシステムを考案することで、飛躍的な性能アップを実現しました。
医療分野、養殖分野、自動車、環境保全などへの応用も期待され、特殊技術のさらなる向上に努力しています。
プロフェッショナルから高い評価を得ている、ウエタックスの水中音響機器は「防水技術」「水中技術」「水中通信技術」「伝送技術」「加工技術」の5つの技術が、世界中で愛用される信頼性とクオリティを支えています。
コンピューターが始まった1980年代以降は、飛躍的にテクノロジーと通信システムが進歩し始めた時代でした。
ウエタックスは、創業以来培ってきた技術を応用し、さらに高度な技術へと発展させ続けています。
そして今、アナログからデジタルの時代へ。ウエタックスは5つの技術を中心に、新たな技術のフロンティアに向かって挑戦しています。
高品質の磁気記録は、安定した走行が不可欠です。
例えば、コンピュータ用ハードデイスク装置の場合、心臓部の部品に許される誤差はわずか0.1ミクロン。この精度を保ちながら高速回転を実現し、しかも繊細な記録面にはダメージを与えないよう、安定した走行を維持しなければなりません。
ウエタックスは、豊富な実績の積み重ねから改良を加え、当時1000回転だったスピンドルも、5800回転-7800回転まで高速化。コンピュータ用ハードデイスクの自動機や検査装置、測定装置の開発、設計、加工、製造を行っています。
生産・製造技術 OEM/ODM受注
1986年の設立以来、私たちは水中音響技術の分野で実績を積み重ねてきました。
こうした技術力は、水中音響/オーディオ/ビデオ/FDD/HDDはもちろん、業務用水中通話/通信機器など、広範囲な産業機器に活かされ、当社は確実な技術力、柔軟な企業姿勢により、自由な発想を基に常に技術革新を行っています。
1986年の創業時以来蓄積した技術を利用することは、私たちにとって戦略ツールとして考え、常に新しい可能性を切り開くことにあたります。
「これこそが技術を活かすノウハウである」とウエタックスは考えます。
「試作で試したが、量産するのが難しい」 「技術的には良いが、上手く動作しない」 そのような経験をしたと思います。ウエタックスはOEM・ODMを含め、5つの可能性を堅持し、あらゆる難題に取り組む用意があります。
水深100mの圧力に耐える水中/水上防水音響装置は高度な精密加工技術が必要です。
音楽をダイナミックに水中へ伝達する為には、専門知識と加工技術が必要です。
特に水中/防水マイクは、水中における圧力を薄い振動板で受ける為、特殊な加工が必要です。
ウエタックスはこの難問に挑戦し量産化に成功しました